1.「想い」 ― 事業とは「想い」がどこまで通じるかだ。
創業者伊藤憲一が、当社を設立し運営してきた原点である「想い」は以下の3点。

創業の動機は、色付きガラスびんの再利用用途がなく大量に埋立てられていると
いう事を聞いて「もったいない!」とその再資源化を構想したこと、ガラスは5千年
の歴史を人類と共有する「文化」であるのに!

平成10年、徒手空拳、大きな借金を背負ってスタートした。そしてやる以上は廃棄物処理業という事業の中で真の「ベンチャー企業」になることを目指し、その一点にキリのように人も金も集中した。創業以来7年が経過した現在、伊藤が振り返ってしみじみ思うのは、事業は皆の「おかげさま」であること。従業員、取引先、金融機関、社外の多様な協力者、さまざまの人たちの支援で今がある。

この事業を存続させ、それぞれにご恩返しをしたいと思っている。

 2.「ヒト」 ― バラエティーに富んだ人材。(役員編)
創業者の代表取締役会長 伊藤憲一。 昭和25年3月千葉県銚子市生まれ。
市立第四中学卒業、ヒゲタ醤油入社、現場に26年間勤務。その後独立して電気工
事会社を起業したが、「容器包装リサイクル法」の動向を聞いてびんの再資源化事
業を構想。関係者の協力で平成10年3月ガラス・リソーシング(株)を創業。
体重100キロ、大声の銚子弁、不思議に周りに人が集まる特技を持つ。

代表取締役社長 赤坂 修。28年11月、銚子市生まれ、東海大学海洋学部卒業。マリコンでサラリーマンを経験後、水産品輸入会社を創業。平成10年伊藤の誘いで当社代表取締役社長に就任、典型的許認可事業である廃棄物処理業の各種許可取得や、再資源化商品の用途・市場開拓にマリコン時代の人脈を生かして奔走。剣道の最高位8段に挑戦準備中。

専務取締役 伊藤範子。経営全般を管理統括。

常務取締役 小松明博。外資系大手半導体メーカーで工程管理・開発、製品管理を一手に担当し国内外で活躍していた若手人材。 

取締役 近藤嘉造。海外にも自らのビジネスを展開する国際派であるとともに、書道家で詩人でもある相田みつを先生のこころの作品集「にんげんだもの」「ひとりしずか」等の普及に努める文化人役員。弊社ホームページに相田みつを先生の書を掲載できた所以である。

監査役 高橋和代。会計事務所勤務の経験を持ち数字にメッポウ強い。

 3.「ヒト」 ― (社員編)
1.リサイクル事業部長兼工場長 名雪喜悦は、ヒゲタ醤油で電気設備のメンテを担当していたが、伊藤の独立以来行動を共にしている。第3種電気主任技術者、電気工事士1種・2種他7種類の資格を持ち、建機等の運転からブロック工事まで何でもこなす、ベンチャーには不可欠の人物。

2.平成12年、民間のベンチャー支援機関にいた中小企業診断士の槻木沢輝次を招請、会社の事業計画立案や公的技術開発支援制度の申請等の担当を依頼。

3.平成15年には、旺盛な資金需要に対する財務の専門家として、地元信金の元理事柏熊武彦が入社。経営企画本部長として顔の広さを生かして営業活動を展開している。

4.平成17年4月に公設試験研究機関で、長年活躍し豊富な知識とパイプを持つ、
金属部門「技術士」の鈴木泰夫を招請。

5.工場スタッフは14名、彼らの持つ各種の資格を合計すると28種、技能者集団であ
る。不思議と当社の発展段階に合わせて、そのときに必要な人材が集まってくる。

 4.「モノ」 ― 再資源化商品の用途技術開発
   リサイクルガラス造粒砂「サンドウェーブG」
当社にとって一番大切なのは、再資源化商品というモノの販路、リサイクル事業の生命は、再資源化商品の用途・市場・販路開発に尽きる、

当社のような廃棄物の中間処理業では、受託した処理品を再資源化商品として販売できる用途や販路、市場の開拓が不可欠で、この出口が決まらないと「受託」という入り口の商売が出来ない。当社のメイン商品は、リサイクルガラス造粒砂「サンドウェーブG」。

ベンチャーとしての誇りと、企業存続をかけての用途開発、市場開拓の苦闘が、そのまま当社の歴史である。

使い道のなかった色付きガラスびんを再資源化する場合、その用途開発についてまず考えたのは、「シンプル イズ ベスト」であること、つまり再資源化工程や使用に当たり二次的な負荷を環境に与えないこと。

それには、自然砂の代替品が最適と考え、大量の砂を使う地盤改良工事に着目した。

軟弱な地盤中に砂杭を作るサンドドレン工法での使用可能性を実証するため、大手土木工事会社や地元港湾事務所の協力を得て、巨額の費用と時間をかけて試験を実施。

社長の赤坂が、マリコン時代の人脈を生かして大活躍したことは言うまでもない。

■平成14年 : 国土交通省NETISに評価登録
■平成17年 : エコマーク商品として認定、取得

 5.「カネ」 ― 少人数私募債の発行
カネで苦労しない企業はない。ましてベンチャーはなおのこと。そこで考えたのが、50人未満、5億円以内で中小企業が独自に発行できる「少人数私募債」。平成11年、創業後一番資金の欲しい時期に1口2百万円で発行し、親戚、友人に頼み込んで7千万円をかき集めた。勿論無担保無保証、倒産すれば債権はただの紙切れとなる。

言うは易いが、日頃の人脈と信頼関係がなければ不可能なことである。

3年間、毎年6%の利子を払って、14年に全額償還。このご時世、6%は相当のハイリターン、引き続き預けたいという人もいて、第二次募集を行なった。

 6.「情報」 ― 情報とは、人が集まること
当社は来客の多い会社である。ダブルブッキングかと思うほど入れ替わり立ち代りいろいろな人がくる。不思議と人が集まる会社である。人は情報を運んできてくれる。情報は事業のタネであり、人が集まるとカネが集めやすくなる。
 7.公的支援制度の活用―以下の制度に応募し採択されている。
  1.中小企業創造活動促進法の千葉県知事認定―平成11年8月

2.中小企業経営革新支援法の千葉県知事認定―平成14年7月
 
(技術開発支援制度の採択)用途開発のため下記の公的な技術開発支援制度に応募
 し、採択された。

3.中小企業総合事業団「新事業開拓助成金」(平成13年7月)

4.千葉県「新産業創造研究開発費補助事業」(平成13年9月)

5.千葉県中小企業団体中央会「融合化開発促進事業」(平成13年10月)

6.平成15年度地域活性化創造研究開発補助事業(中小企業技術開発産学官連携 促進
 事
業)―国と千葉県の補助による産学官(当社・千葉大学・千葉県産業支援技術研究
 所)による自動車合わせガラスのリサイクル技術開発事業(平成15年7月)
上記の各制
 度の申請業務には、「ヒト」で紹介した中小企業診断士の槻木沢が活躍した。

7.経済産業省「地域新規産業創造技術開発補助事業」
 不燃残土物再資源化システム開発 (平成17年6月)

8.財団法人ひまわりベンチャー育成基金「平成17年度下期助成金」
 地震液状化対策材料としてのサンドウェーブGの適正評価

 8.表彰

「千葉元気印賞」 3回受賞
日本工業新聞(平成16年3月1日に「フジサンケイビジネスアイ」に社名変更)主催、
葉県・千葉興業銀行が後援する「千葉元気印企業大賞」という表彰制度がある。
技術や
経営に特長を有する県内の元気な中小企業を応援する賞である。

第2回エコプロダクツ大賞「推進協議会会長賞」